オリジナルのゲームを自作するとき、どんなゲームにするかまず案を考えますよね。
というより、案を思いついたからゲームを作りたいと思うのかもしれません。
この学習では題材のゲームが決まっているので、案を考える必要はないのですが
「案を考える」ことはゲーム作りの発端でもあり重要なポイントなので
少し掘り下げてみたいと思います。
案を考えるとは
・どんなジャンルで遊ばせるか
・どんな仕組みで面白さを表現するか
・どんなルールにするか
などなどあると思います。
案を思い付いたらすぐにでも制作に取り掛かりたいと思うかもしれませんが
少し待ってください。
よく考えずに作業を始めると失敗することがあります。
・作っている途中で、なにが面白いのか分からなくなる
・ルールが破綻していることが作業中に発覚する
・作ってみたものの、もの足りなさを感じる
・作業のやり直しが多くて、いやになってしまう
これらのことが発生すると、とたんにモチベーションが下がり
制作を途中でやめてしまうこともあったりします。
これを回避するにはどうしたらいいのでしょうか。
私の考えは「案を思い付いたあとはルール(仕様)を具体的に考える」です。
ルール(仕様)を具体的に考える上で、制作途中での行き詰まりややり直しを減らすことが
できます。
ただ、細かいルールを決めていくだけでは効果が薄いので
次の3つを意識するようにしましょう。
① この仕様で面白さを表現できるのか
どのような点で面白さを感じてもらいたいのか、
その面白さはなんども味わえるものなのかを考えます。
ゲーム中のメリハリも重要なポイントとなります。
② 仕様に矛盾がないのか
AとBのアイテムを交互に取得すると、ずっと無敵になってしまう
敵があるエリアから出現すると必ず手詰まりになる
など、ゲーム進行に関わる点を洗い出します。
③ 色々な状況の変化を想定して、足りないものはないか
この仕様だけでは作業的(同じことの繰り返し)になり易いのではないか?
達成感が少ないのではないか?
プレッシャーが少ないのではないか?
などのプレイヤーの感情に関わる部分も気にするようにしましょう。
ルールが面白いのに、すぐに飽きてしまう、攻略法が簡単に見つかってしまう
などの状況にならないように考えましょう。
以上のことを踏まえてルールを考えるようにしましょう。
すぐに成果は表れないとは思いますが、続けることが大事です。
がんばって下さい。
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