子どもでもわかる Scratch 入門
17.メテオパニックゲームを作ろう その6
[ 16.メテオパニックゲームを作ろう その5 ] の続きです。
プレイ時間に比例して隕石を大きくする仕組みと、
タイトルおよびスタートボタンの絵を作りました。
タイトル画面からゲームへ
前回までの作業が終わっていると次のような画面になっています。
タイトル画面から START をクリックすると、ゲームが始まるようにします。
状況に合わせて各スプライトは、下図のように切り替えます。
タイトルとゲームを切り替える方法として
イベントカテゴリのメッセージを使います。
スタートをクリックした後は、次のようになります。
まず、スタートボタンのコードから作ります。
次のようにブロックを組み立ててください。
ブロックの色を見て、どのカテゴリなのか判断できるようになりましょう。
ゲームを開始するためのメッセージを新しく作ります。
やられたのところをクリックして開始という新しいメッセージを作りましょう。
これで START が押されると開始というメッセージが送られます。
他のスプライトは、このメッセージを受け取ってゲーム中の処理を始めます。
タイトルスプライトの処理を作ろう
タイトルスプライトの処理を作ります。
開始直後は表示して、開始メッセージを受け取ったら隠すようにします。
メッセージはやられたから開始へ変更します。
実行して START をクリックしてみて下さい。
STARTボタンとタイトル文字が消えれば成功です。
START をクリックしてゲーム開始
今は、実行するとゲームが開始してしまいます。
それを START がクリックされてから始まるように変更します。
まずは自機のコードを編集します。
旗が押されたときを開始を受け取ったときに変更します。
旗が押されたときの下には隠すを付けましょう。
スコアを0にするより下は何も変更しません。
次に隕石のコードを編集します。
自機と同様に、開始メッセージを受け取ってからクローンを作るようにします。
実行してみましょう。
実行直後にタイトルが表示され、STARTをクリックしてゲームが始まります。
自機が爆発した後、再実行してみて下さい。
隕石が消えタイトルが表示されれば成功です。
タイトル画面にロボットを表示しよう
タイトル名とスタートボタンだけでは寂しいので、ロボットも表示したいと思います。
ロボットは少し大きめに表示して、次のような感じにします。
ロボットのスプライトは自機としてあります。
しかし、これをタイトルで使おうとするとプログラムが複雑になります。
そこで新しくロボットのスプライトを追加します。
スプライトを追加する方法を覚えてますか?
検索欄に robo と入力すればすぐに見つかりますよ。
タイトル専用のロボット Robot2 のコードを作ります。
タイトルテキストと同じですね。
最後に、各スプライトの表示位置を調整します。
ステージで適当に配置しましょう。
変更したら実行して上手く表示されるか確認しましょう。
ゲームオーバーを表示しよう
自機が爆発したらゲームオーバーを表示するようにします。
タイトルやスタートのように新しくスプライトを作ります。
作り方を忘れているなら
[ 16.メテオパニックゲームを作ろう その5 ] を参照しましょう。
GAME OVER のコードを作ります。
タイトルやロボット2と似てますが、やられたを受け取ったときなので注意しましょう。
また、爆発の演出を見せるため1秒待つを入れます。
ゲームオーバーに演出をつけよう
ゲームオーバーをただ表示するのではなく、拡縮を使った演出を付けてみましょう。
GAME OVER のコードを次のように変更します。
仕組みはシンプルで、初めに小さくしておきます。
表示を始めたら大きさを10ずつ加算していきます。これを10回繰り返せば
10×10=100(%) になって元の大きさになります。
実行してみましょう。
ゲームオーバーの文字が拡大しながら表示されれば成功です。
プログラムを改造しよう
これにて「メテオパニックゲームを作ろう」は終了です。お疲れ様でした。
この後、このゲームを改造してみることをおすすめします。
プログラムをより深く理解できるようになりますよ。
例えば次のような改造をしてみるのもいいでしょう。
・自機の移動を左右のみでなく、上下左右の全方向にする
・隕石の他に得点アイテムも出現させる。取ればスコアに加算
・バリアアイテムを出現させる。取れば数秒間無敵になる
・ビームを発射して隕石を破壊できるようにする
などなど挑戦してみましょう。