飛んでくる蜂をジャンプして避けるというゲームを作っています。
前回は、スコアの得点を動かすしくみを作りました。
それでは得点をカウントアップさせるしくみをプログラミングしていきます。
スコアの横に表示している「0」にブツカッタンをドラッグします。
虫メガネアイコンをクリックすると絵の一覧が表示されるので
ぺんぎんをクリックします。
虫メガネアイコンをクリックして表示された絵は、編集画面に配置されている絵です。
もし、前回の作業でぺんぎん以外の絵を使っているなら、その絵をクリックしましょう。
当たり判定の上にキガエルンをドラッグします。
キガエルンの虫メガネをクリックして「1」を選びましょう。
これでカウントアップの一部ができました。
ぺんぎんが「0」に当たると「1」に切り替わります。
テストしてみましょう。
実行後、スペースキーを押してジャンプで蜂を避けてください。
蜂が左端まで到着してまた右から出てきた時、「0」が「1」へ切り替わります。
先ほど「0」から「1」へ切り替わるしくみを作りました。
この後は「1」から「2」へ、「2」から「3」へと同じように続けていけばいいのですが
ここでひと工夫する必要があります。
このしくみはペンギンが当たったら切り替わるというものなので
切り替わったら少し休む
という処理を入れないといっきに全部切り替わってしまう可能性があります。
コンピュータの処理速度は速いですからね。
ということでキガエルンの上にトケインをドラッグします。
トケインの数値は 1 から 0.2 へ変更します。
トケインは指定した時間だけ休むようになっています。
今回の例では「0」から「1」へ切り替わった後、必ず 0.2 秒休みます。
それでは「1」から「9」までのしくみをプログラミングしましょう。
見ての通り長いプログラムなので、編集画面全体を動かしながら作業します。
編集画面の動かし方は このページの中ごろ に書いてあります。
テストしてみましょう。
実行後、蜂をジャンプで避けましょう。蜂が右から出てくるたびにスコアの得点が
カウントアップしていけば成功です。
テストしてみれば分かると思いますが、蜂をジャンプで避けるのって簡単ですよね。
慣れてくれば何回でもできます。
これではゲームとして面白くないので、少しむずかしくしましょう。
むずかしくする方法といえば、どんなことを思いつきますか?
・蜂の移動をだんだん早くする
・蜂を沢山出現させる
・落とし穴などのトラップも用意する
などなど色々ありますが、どれも正解です。
要は状況を変化させて、プレイすることが段々とむずかしくなってくればいいのです。
今回は2匹目の蜂を用意するやり方で行います。
他のやり方でもいいのですが、新たにプログラミングする必要がでてきます。
2匹目の蜂を用意します。
まず以前作った蜂をコピーします。
プログラムを表示してヨブーン2を消しましょう。
ヨブーンを消す理由は、2匹の蜂が画面を1回横切ったとき
スコアが2点入ってしまうからです。
なので、コピーした蜂からはヨブーンを消して得点しないようにします。
さて、蜂を2匹にしただけではむずかしさに変化はありません。
2匹目の蜂のヒダリンの設定を変えます。
4 秒で 600 左にうごかす、を
4.3秒で 660 左にうごかす、に変更します。
実行してみて下さい。
今までとは違うことに気が付いたと思います。
そうです、蜂が出現するたびに2匹の間隔が開いていくのです。
これで、プレイしていくと段々むずかしくなってくるのが実感できると思います。
このように少ない手間でゲームに変化を付ける方法もあることを覚えておいて下さい。
ゲームを始めようとしたとき、操作方法が分からなくてプレイしなかったこと
ありませんか?
操作方法をゲームの中で説明することでプレイしてもらい易くなります。
説明する方法は色々ありますが、フキダシンを使うのが簡単です。
今回の場合、プレイヤーは犬を操作するので、犬にしゃべってもらうのが適してますね。
犬のイッペンニンの下にフキダシンをドラッグします。
そして、メッセージ部分をクリックして「スペースキーでジャンプ」に変更しましょう。
この状態で実行してみると、犬がしゃべったままジャンプしたりします。
とてもジャマなので操作をしたら消すようにします。
また、操作をしなくても蜂と当たったら消すようにします。
ブツカッタンとキーポンの上にフキケシンをドラッグします。
これで操作したとき、蜂と当たったとき、どちらの場合でも吹き出しが消えます。
今回の課題はこれにて完成です。お疲れさまでした。
プログラミンという言語にしては、がんばった方だと思います。
今までのことが理解できていれば、いろいろなプログラムを作ることも出来るでしょう。
まずは改造することをおすすめします。
・蜂以外の障害物を出す
・犬を前後に動かせるようにする
・スコアの表示を2桁にする
などなど試してはどうでしょうか。