初心者のためのゲームプログラミング入門

プログラミングとゲームの杜

初心者のためのプログラミング入門 & ゲームプログラムの作り方入門

Corona SDK 入門

1.2Dゲームアプリを作るなら Corona SDK

 

スマホのゲームアプリを作ってみたい?
しかも2Dのゲームを?
だったら Corona SDK はいかかでしょう。
1つのソース(プログラム)から iPhone や Android のアプリが作れます。
Android には戻るボタンがあるので、そこは対応しなければなりませんけどね。

 

 

Corona SDK との出会い

ちょっと語ります。知らない単語が出てきても気にしないでください。

仕事で iPhone 用のゲームを作ることになりました。
objective-c 言語(+spritekit)を覚え、2D のパズルゲームを作りました。
とても面倒でした。心が折れそうなほどに。

2本目のゲームを作ることになりました。
objective-c はもういいと思ったので、つぎは Unity で作りました。
今回も2Dゲームでしたが、unity は流行り始めていたし興味もあったので。
ただ、やってみた感想は「ツールの使い方を覚えるのに時間がかかるなぁ」でした。
作るための方法も数多くあるので、優柔不断な私は迷うことしばしば。

3本目のゲームを作ることになりました。
またもや2Dゲームです。
3Dのための Unity は機能が豊富なので、学習に余計な時間がかかります。
ということで別の開発環境を探しました。
そこで出合ったのが Corona SDK です。
日本ではあまり流行っていませんが、シンプルで作りやすい環境だと思います。

 

 

Corona SDK を選ぶ前に

当サイトはプログラミング初心者、または、未経験者向けに説明しています。

もしあなたが、プログラミング言語にこだわりが無く、ただゲームを作ってみたいと
思っているなら [ Scratch 入門 ] をオススメします。
とても分かりやすく、プログラミングを勉強中の人たちとの交流もできます。
他と比べて勉強しやすい環境です。

 

Corona SDK の公式サイトは英語です。
この点は初心者向けとは言いがたいのですが、スマホのゲームアプリを作ってみたい
という思いがあるなら、この環境はかなりオススメできます。

メリットを上げてみます。

・1つのソースから iPhone や Android、Windows や Mac のアプリが作れる
・言語が Lua(ルア)
・Corona SDK とテキストエディタで作れる(導入が簡単)
・無料

 

Lua 言語なんて聞いたことがない、と思うかもしれませんが学習しやすい言語です。
プログラミングを続けていくなら、これから複数の言語を覚えることになります。
1つ言語を覚えてしまえば次からは楽ですよ。
ここは簡単な言語でプログラミングスキルを付けていくのがベストでしょう。

 

 

開発環境について

この講座では Windows 7 の環境を使い説明します。
しかし、Windows 10 でも Mac でも問題なく学べると思います。

ご使用となる OS やバージョンが違う場合、説明の画像と違ったり
ツールの配置や表記が違うかもしれません。
ただ、作業手順はそれほど違わないと思うので、学習の参考になると思います。
がんばってみて下さい。

 

システム要求は Windows 7 以上、Mac ならば macOS 10.11 以上です。
(2018年7月現在)

詳細は Corona 公式サイト システム要求 に書かれています。

 

 

どんな講座?

プログラミングをしたことがない人、ゲームを作ったことがない人向けの
超初心者入門講座です。
そのため、ゆっくりとした説明になります。

学習のしかたですが、初心者ならば初めのページから順番に行ってください
当サイトは、初めは丁寧に、そしてだんだんと簡略化して説明していくパターンです。
途中から始めたりすると、説明内容が理解できないかもしれません。

オススメは初めのページから学習し、最後まできたらもう一度初めから
学習しなおすのがいいでしょう。
より深く理解できると思います。

言語について詳しく説明しません。
なぜかというと飽きてしまうからです。
ゲームを作りながら必要なプログラムの説明をしていきます。

 

当サイトは、基本的に Windows OS 環境での開発方法を説明してきました。
ただ今回は Mac についても少し触れていきます。
なぜなら、iPhone アプリは Mac がないと作れないからです。
プログラムの作成は Windows だけでもできますが、app store へ登録するためのものは
Mac 側にて作成することになります。

重要なのでもう一度いいます。
ゲームの作り方を学ぶだけなら、Windows でも Mac でもどちらの環境でもできます。
iPhone アプリを作るなら Mac が必要になります。

 

 

補足です

この環境を Corona SDK (コロナ エスディケイ)と呼んでますが
正確には Corona です。
なんで SDK を付けているかというと、ネットで検索するとき corona だけでは
まったく関係のない情報まで大量にでてきてしまうのです。
なので検索するときには
corona sdk 使い方
などのように sdk を付けて行いましょう。

 

学習にかかる費用はタダです。(通信費や電気代とかは別ですよ)
お使いのパソコンに corona SDK (無料)をインストールして
無料のテキストエディタを使えば費用はかかりません。
ただし、スマホアプリをリリースのであれば、apple さんや google さんへ
登録費を払うことになります。