マウスを使ってプログラミングする方法があるのを知っていますか?
プログラミング言語といえば、難しい命令で書かれているイメージが強いですよね。
プログラミングしてみたいけど、大変そうだからやらない人って多いと思います。
そう思っている人は勘がいいです。
実際、次のような問題があるんじゃないでしょうか。
① どのプログラミング言語を選べばいいのか
② どのようにすれば始められるのか (何をインストールするのか)
③ 命令の意味と動作を覚える
④ 命令の組み立て方を覚える
⑤ いったい何を作ればいいのか
③ は意外と困難なことです。今まで経験したことがないことをマニュアルから
イメージして覚えるわけですから大変です。
④ はさらに難しいです。
例えば文章とはいくつかの文がつながって出来ていますが、思っていることを伝えるためには
文の構成をそれなりに考えなくてはなりません。
プログラミングも同じで、命令を知っていても正しい組み立て方を知らないと
思い通りに動くものを作れません。
⑤ これもよくある話です。
命令を覚えても、何ができるのか分からないから何を作ればいいのか?
という状態になり易いです。
料理したことがない人がスーパーで食材を買ってきてから、何を作ろうか迷ってしまう
感じに似ていると思います。
そこでおすすめしたいのがビジュアルプログラミング言語です。
小学生でも理解できるようなシンプルさがあり、何よりも
プログラムを見て直感的に分かり易いという利点があります。
また、プラウザだけで実行できるタイプが多く、パソコン上に環境を作る必要がありません。
簡単に言ってしまうと
① すぐに始められる
② 命令の動作が見て確認できる
③ 他人の作品を見ることができる
というおすすめポイントがあります。
③ ですが、作った作品をサーバー上に保存してみんなで共有できたりします。
誰かの作品をみて「ああ、こんなことができるのか。自分も作ってみようかな」というように
目的を見つけるのにも役立ちます。
それでは、いくつかビジュアルプログラミング言語を紹介します。
インストールの必要の無い、ブラウザで動くものを選びました。
無料なので是非試して下さい。
マサチューセッツ工科大学のMITメディアラボが開発したビジュアルプログラミング言語。
小中学生向けに作られたのでとても簡単です。
公式サイトには日本人向けのフォーラムもあるので、分からないことがあっても
質問できるので安心です。
基本設計がとても良くできていて、ビジュアルプログラミング言語のなかでも
一番のおすすめです。
Scratch入門 をみれば、ゲームも作れるようになると思いますよ。
文部科学省が開発したビジュアルプログラミング言語です。
公式の説明動画もあり、小学生でも分かるように丁寧な作りになっています。
インターフェースは Scratch よりもシンプルです。
色鉛筆で描いたような絵であるため、絵本チックな作品を作ることができます。
興味があるなら > プログラミン入門
NTTの研究で開発されたビジュアルプログラミング言語です。
言葉 (命令) を使わずに絵でプログラミングするという面白さがあります。
「めがね」という仕組みがプログラムの基本となっていて、絵に動きを付けることが
できます。
MOONBlock (公式サイト)
MOONBlock (実行サイト)
秋葉原リサーチセンターで開発されたビジュアルプログラミング言語です。
ブロックを直感的に並べるだけでプログラミングできます。
専門的な用語を使っている所が少しあり、小学生低学年には難しく
感じられるかもしれません。
Google Blockly (公式サイト)
ブロックリーアプリ
Blockly Games (beta)
Googleが提供するビジュアルプログラミング言語です。
パズル間隔でプログラミングが学べるようになっています。
残念なことに、日本語で提供されている部分が少ししかありません。
ただ、簡単な英単語が分かれば遊ぶことはできます。単語の意味が分からなくても
絵を見て何となく意味が分かる場合も多いと思います。