Processing をインストールしてそのままならば Java モードになっています。
当サイトではこのモードでの学習を行います。
手始めにコンソールへ出力してみましょう。
println () を使います。
この例ではグラフィックの描画を行っていないので、なにも表示されてないウィンドウが
開きます。次の作業に入る前に停止させましょう。
絵を描きたいだけだから必要ないかも・・・
と思う人もいるでしょう。しかし、知っていれば便利なので覚えましょう。
かっこの中で計算することもできます。
それから print () を使うと改行せずに出力されます。
println で文字を表示していますが、ここにはルールがあります。
そうです、文字を表示するときにはダブルクォーテーションで囲みます。
ダブルクォーテーションはキーボードの2のキーにあります。
漢字だけではなく、アルファベットや数字でもダブルクォーテーションで囲めば
すべて文字列としてあつかわれます。
文字列は+でつなげることができます。
+を使うときの注意です。
文字列と数値をそのまま+するだけでは、すべて文字列としてあつかわれます。
もし、計算をしたいのであればかっこで囲みます。
ここはプログラミングの難しい部分ですね。
とにかく計算したいのであれば、かっこの中で行うと覚えればいいでしょう。
変数とはデータを入れておくための入れ物です。
プログラミングするときには欠かせないものです。
変数にも色々ありますが、まずは2つの変数を覚えましょう。
・int :整数のみ
・float:小数点あり
変数は使う前に宣言をしなければなりません。
次の例では、変数 a と b を宣言しています。
同時に変数 a には 123 を代入しています。(中に入れることを代入といいます)
変数 b には 222 を代入しています。
println によって出力された結果に注目してください。
変数の内容が表示されています。
ただ、このような例では変数の役割は分からないですね。
今後、実際に使いながら変数のしくみを覚えていきましょう。
プログラムにはコメントを入れるようにしましょう。
どんな処理をしているのか、後から見ても分かるように書きます。
コメントを入れる理由ですが、
・プログラムが上手く動かないとき
・後からプログラムを修正するとき
などに役立つからです。
コメントはとても大切なものです。
数ヵ月後、自分で作成したプログラムを開いてみて、コメントから内容が
理解できるか試してみましょう。
そして、どんな書き方が有効なのか調べてみてください。
コメントの書き方ですが、//(スラッシュを2回)を使います。
また、/* */ (スラッシュとアスタリスク)で挟んだところもコメントになります。
コメントで使うスラッシュ( / )とアスタリスク(*)のキー位置です。
コンピュータは繰り返して同じような処理をするのが得意です。
繰り返しの方法はたくさんありますが今回は for を使ってみましょう。
とりあえず、次のプログラムを入力し実行してみましょう。
0から5までの数値が表示されましたか?
これは変数 i の内容が0から5へ1ずつ増えながら繰り返し処理されたのです。
i < 6 とは変数 i が6より小さいか調べています。
for 文が面白いのは3つの設定を1行で書けるところです。
左:変数の宣言と初期化を行う
中:繰り返しを続ける条件を指定
右:状態を変更する(例:変数を増加させたりする)
プログラムに慣れてくると、色々と便利に使える命令です。
もう1つ、基本的な例を見てみましょう。
変数 i を 10 から 90 まで 10 ずつ変化させて線を引いています。
i++ では1ずつ増えましたが、i +=10 とすると 10ずつ増えます。