いよいよプログラミングする訳ですが、はじめる前に注意があります。
説明にでてくるプログラムは、入力して実行してみてください。
私の持論に「プログラムは頭と指先で覚える」というのがあります。
実際に指でプログラムを入力して実行するほうが、ただ読むより覚えが早い
という考えです。
物は試しです。だまされたと思ってやってみましょう。
いきなりですがプログラムしてみましょう。
すぐに始められるのも Processing の良い点です。
line ( 0, 0, 100, 100 );
と入力して実行してみましょう。
なにも問題がなければ次のように表示されます。
たった1行ですがプログラムを入力して実行したのです。
この段階でうまくいかない人もいると思います。
それは、カンマ・セミコロンがよく分からなかった人です。
行の最後にはセミコロン、パラメータを区切るのにはカンマを使います。
今後、ピリオドは小数点で使います。
それでは、実行したプログラムを止めます。
実行結果のウィンドウの右上xをクリックするか、実行ボタンの右にある停止ボタンを
クリックすれば止まります。
プログラムに間違いがあると実行できません。
一般的にエラーと呼ばれているやつです。
重要なことなので、実際にエラーを出して確かめてみましょう。
まず、行の最後にあるセミコロンを削除してください。
すると、下のほうにエラーが表示されます。
ただし、カーソル行にあるエラーしか表示されないので注意が必要です。
プログラムの中にあるエラーを見つけるには
一番下にあるエラータブをクリックしてください。
すると、エラーの内容と発生している行が表示されます。
エラーについては奥が深いので、またあとで詳しく説明したいと思います。
プログラムの方法が分かったところで、とりあえず何か描いてみましょう。
次のプログラムを入力し実行しましょう。
線を描く命令を2つ使ってxにしてみました。
次は四角を描く命令 rect です。
前の2行を消して次の行を入力し実行しましょう。
次は円を描く命令 ellipse です。
前の命令を消して、新しく入力し実行しましょう。
絵を描くための命令を一部紹介しました。
ただ、これだけの情報では何もできないと思います。
今後は絵を描くために必要なことを説明していく予定です。
なんとなく仕組みが分かった。他の命令も知りたい。
というのであれば
Processing 公式サイトのリファレンスを見るといいでしょう。